ワクチン接種顛末記
(記事の更新、だいぶ間があいてしまいました…)
先日(3日前)、新型コロナワクチンの1回目接種を受けた。
市が、私の該当する「71・72歳」枠にあたる高齢者に「接種券」(と案内文)を発送したのが5月21日(予約の集中・混乱を避けるため、年齢グループごとに分割し時期をずらして発送している)。接種券が届いた翌日、「かかりつけ医」がない私は、案内文にしたがって、市の開設している「インターネット予約」のサイトをとりあえず見てみることにした。
(1)接種の予約
1 「インターネット予約」のページにある「キーワード」の項に居住区名(できれば近くのほうがいい)を入力し、「1回目接種」を選択して「検索」してみると、区内の「集団接種会場」のほかにも、病院・診療所(開業医)がいくつも出てきた。そのなかに徒歩圏(5分くらい)にある診療所名があった。ここで打てるなら楽でいい。
2 次に、その診療所を選択してクリックすると、接種可能な日時の一覧表が出てきて、「◎」記号の付いている予約可能日時が、約10日後の5月末にあった。予約のシステムを試しに見てみるだけのつもりだったが、近くで接種できることがわかったので、そのまま予約することにした。
3 接種の日時を選択し「予約」の決定ボタンをクリックすると、それで完了となり、事前に登録しておいた自分のメールアドレス宛てに「予約完了のお知らせ」メールが来た。
報道では「予約の混乱」がよく伝えられているが、居住地のこのインターネット予約システムは、なかなかよくできているのではないかと思った。もちろん、それは市の取り組みだけでなく地域の病院や診療所の協力があってこそのものだろう。
4 なお、予約した接種日の前日に「予約日の前日になりました」というメールが自動送信されてきた。接種場所、接種時間、持ち物(接種券、身分証明書、予診票)を再確認する案内であった。物忘れしがちの高齢者には、これもありがたい。
ただし、気がかりなこともある。5月末までには65歳以上の高齢者への接種券の発送は終わっているはずだが、6月3日現在、高齢者の「1回目接種率」は「22・5%」(2回目接種率は、0・5%)と市のサイトに出ている。接種しないという選択をしたかたは別として、なかには接種を受けたくても予約がなかなかとれないかたもいるかもしれない。また、現在、医療機関でも集団接種会場でも、予約の取れるのは1カ月先になるようだ。
(2)ワクチン接種
1 接種当日、予約枠が9:30~10:00だったので、9:30に診療所に着くように出かけた。すでに2人の方が来ていた。9時から12時まで、30分枠ごとに3名というやり方で受け付けているのだろう。検温後、受付で予診票の確認(持病やアレルギーなど)があり、接種希望の「サイン」をしたのち、診察室に入った。
2 医師から体調についての簡単な確認があり、そのあと肩を出してワクチン注射を打ってもらった。チクッともせず、ほんの1秒、拍子抜けするくらい、あっという間にすんだ。
3 そのあと、待合室で15分ほど経過観察があり、とくに何もなかったので、受付で2回目の予約をして(3週間後、同じ診療所)、診療所を出た。10:00ごろだった。
一般の外来患者は来ていなかったので、週の何日かは、午前の診療時間をワクチン接種に当てているのではないか。受付から接種、次回の予約まで、スムーズな流れだった。看護師さんたちの対応もよかったので、今後、風邪などひいたらこの診療所で診てもらおうかなと思った。
(3)接種後
若年層に比べ、高齢者は「副反応」は軽いと言われている。私の場合、昼食後(午後1時すぎ?)、接種を受けた左肩にすこし痛み(違和感)を感じるようになった。腕が上がらないというようなことはない。夕方にシャワーを浴びた。肩の痛みは翌朝(2日目)、前日よりもすこし強くなったように感じられた。しかし、薬を飲まないといけないほどのものではなく、また熱も出なかった。肩の違和感は、その日の夕方にはほとんど消えた。
ただ、「副反応」は2回目の接種後のほうが強く出るというから、また、そのとき、何かあれば(ないほうがいいが)、報告します。
なお、伝えられるとおり、今回のワクチンは従来のそれとは異なる方法で抗体をつくるというものであるらしく、また認可を急いだためその副作用や将来の後遺症などについてのデータも不足している。老い先そう長くはない身としては、不安はぬぐえないとしても、わが身のことはもちろん、周囲や社会(地域医療)への負担(重症化した場合)がすこしでも軽減されればいいと考え(一種の社会参加として)、未知のワクチンを接種することにした。
以上、私の場合、私の居住地域に限った話ですが、何かの参考になればと思い、「1回目ワクチン接種の顛末」を記してみました。
(付記)2回目のワクチン接種を終えて…。
1回目のファイザー社ワクチンの接種から、3週間(+)3日後、同じ診療所で2回目の接種を受けた。1回目で目立った副反応はなかったので、受付(予診票の確認)も簡単にすみ、待ち時間もなく、すぐにワクチンを射ってもらった。そのあとの15分間の経過観察も問題がなかった。1回目のときは、翌日に接種部位(肩)の痛み(だるさ)が少し出たが、2回目では接種後そう間をおかず少し痛くなった。2回目のほうが副反応が出やすいと言われているが、丸一日たった今朝(24時間後)は、肩の違和感も少しましになったように感じる。熱も出なかった。このまま何ごともないことを願っている。
(付記2)
上の(付記)で「熱もでなかった」と書いたが、昼食後(接種後27時間後くらい)、微熱(37・4度)が出て、体も少しだるく感じられた。昼前に近所に買い物に出かけたことも影響したかもしれない。それで夕方まで横になり休んでいた。夕食後、熱を測ると37・1度だった。解熱剤を飲むほどでもない。早めに寝ることにする。明朝、平熱になっているといいのだが…。
(付記3)
接種から丸二日たった今朝(48時間後)、体温を測ると平熱(36・5度)に戻っていた。あとは2,3週間後に抗体ができていることを期待するばかりだ。
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返信削除先生、お久しぶりです。私もワクチン接種を二度受けました。二度目に38度の熱と関節炎が出て翌日に内科で熱さましとロキソニンをもらいました。治験が行われていないワクチンを打つなど、正気の沙汰ではないと思うのですが、家族の強要で打ちました。しかし、副作用で二、三年後に死んだら死んだで、それはそれで良いかなとも思っています。ただ、死ねまでわずかの時間ならば、好きなことをやらせてもらう、というので新しい眼鏡買ったり、時計買ったり、ネックレス買ったりとオシャレにお金をかけています。ネックレスをする男性の心理は、ずばり「女性にモテたい」だそうです(笑)。
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